機械受注統計とは
機械受注統計は、内閣府経済社会総合研究所が公表している機械受注メーカーが受注した設備用の機械類についての調査です。
機械受注は、注文があってから納入まで半年以上(6〜9カ月)かかります。通常、発注企業はこの納入までの期間を考慮に入れて早めに注文します。
一般的に、景気の先行きが明るいと、企業は大きな設備投資を行います。反対に景気の先行きが暗いと設備投資を減らしますので、先行指数となります。
しかし、船舶・電力に関する発注は、とても時間がかかります。1年以上のズレが生じますし、1回当たりの金額がとても大きいため、これを除いたコアの機械受注統計を利用することが多くなります。
また、官公庁からの工事の発注(官公需)などは、景気の動向とは関係がありませんので、これも除外します。
実質機械受注
機械受注は、受注額という金額ベースで集計されるため、機械そのものの金額だけではなく、インフレやデフレといった外部の物価変動要因が関係してしまいます。こういった外部要因で受注金額が変動すると、統計の連続性が保てなくなってしまうため、これを修正したものを実質機械受注といいます。
実質機械受注は、資本財の価格指数で割って価格変動部を除去する方法で求められます。
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