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新設住宅着工床面積

家を買うことは、多くの人にとっては一生に一度の大きな買い物です。消費者が新たに住宅を建設すろことにあたって、一括払いは困難で、ほとんどの場合は住宅ローンを組むことになります。ローンを組むには、経済的に安定し、先行きが見込める、つまり、収入が安定・増加する見込みがあるということになります。


新設住宅の床面積がなぜ景気と関係があるのか?と疑問に持たれる方もいるのですが、こうした意味で先行指数として利用されているのです。




新築住宅の着工統計は、3分類されて集計されます。例えば、一戸建て住宅の着工数が同じであっても、床面積が減少すればコストが低くなり、景気が拡大しているとはいえません。床面積が先行指数の採用されているのは、景気に先行する実質的な動向を反映するからなのです。


  1. 利用形態別に戸数と床面積の二つの要因において
    (持ち家なのか賃貸用物件なのかなど)
  2. 構造別
    (木造住宅か鉄筋コンクリート住宅か、など)
  3. 一戸建てなのか長屋形式なのかなど


新設住宅着工床面積



新設住宅の着工件数だけでは、景気の実質を反映してるとはいえません。床面積のほうが景気の実質を反映してるといえます。


新設住宅着工床面積



この指数は前年同月比での増減率が注目されています。問題点は増改築は新たに「戸」が増加しないので対象とならない点です。増改築の費用は決して安い金額ではありませんので、経済的先行きの見込みがなければ行わないでしょう。また、すでに着工した件数で集計するため、その後の進捗状況がつかめないことも注意点です。



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