用語集

基軸通貨

国際間の決済や金融取引の基軸となる特定国の通貨のことで、もともとは米ドル（米国）とポンド（英国）を指していました。第2次大戦後、米国がドルと金の交換制度を取ったことを契機として、ドルが基軸通貨としての地位を固めました。その後、1971年8月に同制度を停止したため（ニクソン・ショック）、真の意味での基軸通貨ではなくなりましたが、今なお事実上の基軸通貨としての役割を果たしています。ただ、双子の赤字を抱える米国の経済状況を鑑みて、外貨準備に占めるドルの比率を落とす国もあり、近い将来、ユーロが第2 の基軸通貨になるとの見方もなされています。英語ではkey currency（キーカンレンシー）。