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用語集

全産業活動指数

全産業活動指数とは、GDPの動きを物やサービスを提供する供給側から把握するため、全産業の活動状況を総合的に分析し、その結果を指数として経済産業省経済産業政策局調査統計部が公表しているものです。


公表される数字は2ヶ月前のもので、毎月下旬に発表されます。この産業活動分析は月次ベースで行われるため、四半期ベースで公表されるGDPよりも、経済の動きを早く知ることができるメリットがあります。

全産業活動指数は、農林水産業生産指数、建設業活動指数、鉱工業生産指数、第3次産業活動指数、公務等活動指数の基準年に対する増減幅に産業別のウェイトを上して一本化したものです。このウェイトは第3次産業が60%、鉱工業生産が20%、その他が20%程度になっています。


GDPは四半期ごとに発表されますが、全産業活動指数は毎月公表されるためGDPの穴を埋めることができ、利用価値も高いものとなっているようです。

全産業活動指数


第3次産業活動指数

産業活動指数には、全産業活動指数とは別に、業種別の活動指数があります。業種別の指数で最も注目を浴びているのが第3次産業活動です。第3次産業、つまりサービス業の活動を指数化したもので、卸売、小売業、飲食業、サービス業、金融・保険業、不動産業、ガス、熱供給、水道業などが生産する付加価値の生産量を集計し、それぞれの全体に対するウェイトを考慮して計算されます。

第3次産業活動指数




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